介護派遣という働き方
介護職として派遣で働く人が大勢います。
同じ事業所あるいは法人で働き続ける正社員よりも、機関終了後に別の法人や事業所にて働ける方が良いという人には、この働き方がお勧めとされています。
その主な理由としては、人間関係があります。
同じ職場でもそりが合わない人や、あるいはあってはならないことですがパワーハラスメントなどの人間関係における諸問題が発生しやすいために、別の職場で新しい人間関係で働く方が良いことも多いです。
訪問介護事業所いわゆるヘルパーステーションでは、介護職員初任者研修取得者が派遣で働いていることがよくあります。
また特別養護老人ホームなどの施設系サービスでも同様です。
同じ職場に長くいることでマンネリ化することと、その事業所内での人間関係を始めとするトラブル、さらにはサービスを提供するよう介護者等に対して、問題が起こりやすくなります。
それを避ける意味でも派遣で働くことで問題を避けることが出来るものです。
派遣で働くメリット
派遣先ではあらかじめ決められた契約内容でしか働きませんので、それ以外のことを行うと契約違反となります。
特に介護の仕事は指示を出す側があれもこれもと求めがちであり、この契約を超えて命令や指示をされる場合があり得ます。
それを避ける意味でも、また残業についても派遣の場合は制約が厳しくありますので、介護職としてはこちらの方が楽だという人もいます。
決められたことを決められたとおりにこなすことによる労働です。
またこの仕事関係では資格の取得などで必要になる実務経験も、派遣であっても認められます。
介護福祉士やケアマネジャーなどは医療職からの取得でない限りは、これがついて回るものです。
正規職員であろうと非正規職員であろうと派遣などであっても、実務経験を積んでいることには変わりは無いですから、証明発行に差し支えはありません。
次の上位資格受験時にも、役立つ実務経験です。
限られた時間と労働を行い賃金を得ることと、実務経験も積めることが最大のメリットとなります。
派遣で働くデメリット
介護福祉士の場合、同じ職場で長年にわたり働き続けることで得られる手当が存在します。非正規職員の場合、万が一その期間が終了してしまうと、この条件を満たせなくなる可能性が高まります。
結果として賃金が少なくなるなどのデメリットが出ますので、専門資格者の場合には正規職員での就労を考えることで、受け取る賃金の下落を避けることが可能です。
対高齢者向け以外も含めて福祉の職場の中には、人間関係が非常に良いところも存在します。
非正規職員で働いている場合には、その契約が終了することによる就業の終わりがあり得るために、いくらよい人間関係を作ったとしても契約満了で人間関係も終わりです。
また対応をしてきた要介護者やその家族ともお別れになります。
新しい職場でまた人間関係を構築し直す必要が出てきます。
介護職の場合には特に人との接し方が問われるものですから、最初からそれを作り直すときや人間関係が合わなかったときにはしんどいと感じる場面が相応にあります。
どんなところで働ける?
訪問介護事業所でのいわゆる登録ヘルパーが多いです。
また一部の特別養護老人ホームや認知症対応型共同生活介護などでも採用があることはあります。
ただし人員基準が厳しく設定されているため、それをぎりぎりで運用している場合には派遣ではなく正規職員での採用を望むケースもあり、正規職員としての就労を求められる場合も多いです。
こうしたところ以外でもたとえば医療法人などが採用を行っていることがあります。
医療機関での医療以外の細々とした作業特に入院患者への入浴のフォローなどは、介護の専門資格者で行ったりします。
看護職などの医療職は医療に専念させることで、仕事を分けて運用したりするためです。
この場合、人員基準などは医療職でないために考える必要が無く、派遣などの非正規職員で対応をすることがあります。
その他通所介護事業所いわゆるデイサービスセンターなどでも、一時的な人員減たとえば産休や育休に対応するために、派遣職員の採用をします。
まとめ
介護職で働く先には色々なところがありますが、正規職員以外にも派遣で働けるところが少なくありません。
ヘルパーステーションやデイサービスセンターなどの他にも医療機関特に入院施設があるところなどで、採用を行っている場合があります。
この仕事を行うことで得られるものとしては、実務経験が挙げられます。
ただし特定の資格者が得られる助成金の類い特に長年同じ事業所で働いていないと受け取れないようなものは、期間が終了となることで受給資格がなくなる可能性があります。
人間関係で悩むことが多い仕事ですので、その面においては期間が終了すれば契約が終わる働き方が出来る意味で有益です。
一方、人間関係も終わることと新しい職場で1から関係を築き直さないといけないことは、相応に苦労する点となります。
良いところもあればあまりよくないと言える部分もあり、人によって考え方が異なります。
自分に合った働き方を探すことで、ミスマッチが防げます。
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