逆質問で避けた方がいい質問
採用選考の面接試験で最後に質問があるかどうかを尋ねられたとき、逆質問をすることがアピールにつながる場合があります。
ただし、アピールにつながるのはあくまで良い質問を投げかけた場合であり、内容によってはかえって逆効果になってしまいます。
逆質問をする場合に避けた方が良いとされている質問はたくさんあります。
例えば、企業理念や事業内容、待遇などといった求人情報や応募先の公式サイトなどを見れば理解できるようなことを尋ねるのは、事前準備をしていないことが露呈するだけで逆効果となります。
また、離職率をはじめとしたネガティブな内容や、自分自身に自信が無いことが垣間見えるような内容を逆質問することも、「この人と一緒に働きたい」と思う気持ちを遠ざけることから避ける必要があります。
おすすめの質問:1日の具体的なスケジュールを教えてください
面接でアピールにつながるといわれている逆質問の一つに、1日の具体的な仕事のスケジュールについての質問が挙げられます。
求人情報やWebサイトなどの記載内容からはなかなか知ることができない社員の仕事内容を詳しく聞くことで、入社後の仕事のイメージがより具体化しやすくなりますが、面接においても面接官に企業への理解が深い印象を与えるとともに、積極性のアピールにもつなげられる可能性があります。
例えば、面接官の中に応募している職種に関係する仕事を過去にしていた人がいる場合は、その人が過去に所属していた職種に強い興味があることを伝えつつ、1日の仕事内容を尋ねると詳しく答えてもらうことができ、相手にも好印象を与えられます。
面接官の中に居ない場合は、同じ高校や大学の出身者をだしつつ尋ねてみたり、職種を希望した理由とからめつつ質問をすると良いです。単に1日の仕事のスケジュールを聞くのではなく、ひと工夫を加えるようにしましょう。
おすすめの質問:入社までに勉強しておくべきことはありますか
入社するまでに勉強しておくべきことも、アピールにつながりやすい逆質問の一つといわれています。
入社後は数ヶ月の研修を経て仕事が本格的に始まりますが、研修だけで仕事をすすめるのに必要なスキルが身につくわけではなく、採用が決まってから入社するまでの間にある程度自学自習でスキルを身につけておく必要があります。
採用後に説明を受ける前に面接の場で自分から勉強しておくべき内容を聞き出すのは、入社までの準備をすすめやすくなることだけでなく、面接においても面接官に好印象を与えたり積極性のアピールにつなげられます。
先のスケジュールに関する逆質問の場合と同様に、質問をするときは単に勉強しておくべきことを聞き出すのではなく、ひと工夫をしましょう。
例えば、すでに業務に関係ありそうな資格を取得しているのであれば、その資格の話題をしつつ勉強すべき内容を尋ねることで、資格を持っていない場合は在籍している学部やゼミ、研究内容などとからめる形で質問をしてみると具体的な回答を得ることができ、アピールにもつなげられるでしょう。
おすすめの質問:私は○○を得意としてきいますが、応募している○○職で求められるている能力は何でしょうか
応募している職種で求められているスキルを尋ねるのも、意欲や積極性をアピールできる良い逆質問といえます。
応募する職種によっては入社後に自分自身の長所や得意な面を存分にいかすことができる場合がありますが、実際にそれが可能などうかを質問してみると、回答で確認することができるとともに、面接官に対しては自身が現在持っている能力をアピールできるとともに、自己分析がしっかりとできている人だという印象を与えることができます。
ただし、得意なところやスキルのアピールは、度が過ぎると自慢話や露骨なPRなどのように聞こえてしまい、かえってマイナスの印象を与えてしまうことがあるので注意が必要です。
どの企業も優れた能力を持った人を入社させたいと考えますが、スキルがあることや得意なものがあることを鼻にかけるような言動が見受けられると、採用担当者によっては応募者を採用したい気持ちや、一緒に働きたい気持ちを遠ざけてしまう場合があります。
まとめ
企業などの採用面接で最後に必ず設けられる逆質問の時間では、求人広告や企業の公式サイトなどを見ればわかるようなことや、企業にとってはあまり触れてほしくないネガティブな内容、自信の無さが面接官にばれてしまうようなことを逆質問するのは、準備不足や意欲の無さなどが露呈されるだけで好ましくありません。
社員の1日の仕事のスケジュールや入社までに勉強しておくべき内容、応募職種で企業に採用された場合に求められる能力など、積極性やスキルの高さなどをアピールできるような質問内容を考えましょう。
ただし、アピールの仕方があまりにも露骨だと、採用担当者にマイナスの印象を与えてしまうことになる場合があるので注意が必要です。
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