派遣先でトラブルが起こってしまうこともある
仕事をしていると、思わぬトラブルが発生してしまうことがあります。
人間関係で同僚や上司と揉めてしまったり、仕事で何か大きな失敗をしてしまったといったことです。
場合によってはセクハラやパワハラなど深刻な問題を抱えてしまうこともあります。
これは派遣社員に限らず正社員やアルバイトとして働いている人にも当てはまることですが、派遣社員の場合にはその悩みを誰に相談すればいいかよく分からないということも多いものです。
派遣社員の雇い主は「派遣企業」
派遣社員として働いていると、就業先の人達と関わることが多くなります。
そのため何かトラブルがあったり悩みがあると、直接就業先の上司に相談しようと思うかもしれません。
しかし、派遣社員の雇い主は人材を派遣している企業なので、何か問題が発生したらまずそちらに相談する必要があります。
場合によっては、企業同士の契約なども絡んできます。
また、同僚などに気軽に話を聞いてもらうつもりで悩みを打ち明けたら、いつの間にか話が大きくなって働きづらくなってしまったということもあります。
それから就業先の上司から契約とは違う業務をやるように言われたというようなトラブルも珍しくありません。
その業務を引き受けていいのか判断に迷うような時は、自分の雇い主の企業に判断を仰ぐようにしましょう。
まずは派遣会社の営業に相談
派遣会社には、企業ごとに営業の担当者がいます。
営業担当者の仕事は、業務内容を丁寧にヒアリングしてその内容に合ったスキルを持つ人材を紹介することです。
ただし、それではなく営業担当には、就業している派遣社員が円滑に業務を行えるようにサポートする役目もあります。
ですから何かトラブルが発生した時には、まず営業担当に相談するようにしましょう。
例えば、残業がないと聞いていたのに、実際には残業がかなり多かったということがあります。
そういった時には、業務の範囲や業務量の確認、見直しなどを就業先の企業と話し合ってくれます。
また、昼休みなどに電話当番があるのできちんと休憩できないといったこともあります。
企業には従業員にきちんと休憩をとらせる義務がありますが、そいうった知識がない場合もあるのです。
自分からは言いづらくても、派遣会社が間に入って話をしてくれます。
何か気になることがある場合には、無理をせずに早い段階で相談するのがおすすめです。
業務に関する内容は業務をしている企業に相談
自分が行っている業務に関して悩みがある時には、就業先の企業に直接相談する方がいいでしょう。
派遣会社は業務の細かい部分まで把握しているわけではありませんし、他の部署や取引先企業などが関係することもあります。
業務において自分が何かミスをしてしまったという場合などは、特に早い段階で直属の上司に相談することが大切です。
失敗したことを隠そうとするとさらに問題が大きくなってしまうこともあります。
また、派遣社員というと即戦力として働くことを期待されますが、企業によって独自のルールがあったりシステムを採用していることも多いです。
今まで働いてきた企業とはルールが異なることもあるので、働き始めたばかりの頃は戸惑うこともあるでしょう。
直属の上司があまり社内にいなかったり、会議などで離席していることが多いと言った時には、事前に誰に相談すればいいか聞いておくのもいいかもしれません。
分からないままにして放っておくと、後々トラブルが大きくなることも予想されます。
まとめ
派遣社員として働いていて何かトラブルが発生した時には、雇い主である派遣会社の営業担当者にまず相談する必要があります。
営業担当は企業に人材を紹介するだけではなく、就業している派遣社員が円滑に業務を行えるようにサポートするのも役目の1つです。
自分では言いづらいことも営業担当者が代わりに話してくれるので、問題がスムーズに解決することも多くあります。
また、業務に関するトラブルの場合には、就業先の企業に直接相談するようにしましょう。
その場合には、直属の上司に相談するのが一般的になります。
トラブルを抱えたままにしておくと、さらに問題が深刻化してしまうこともあります。
トラブルが発生した時には、早い段階から報告したり相談するのがおすすめです。
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