面接で上手く答えるポイント
就職や転職だけではなく、アルバイトを始める時であっても面接は避けて通ることは出来ません。
しかし面接を受けること自体は人生で決してたくさんある機会ではないので、いざ受けることになった際にその受け答えに悩む方は多いです。
専門書やネット上では多様なテクニックが紹介されているので、実際に自分が何を取り入れたら良いのか考えだすと面接がとても苦手なもののように感じることもあるでしょう。
面接で上手く答えられるようになるいくつかのポイントさえ押さえれば苦手感はなくなります。
リラックスした状態で面接を受ければ伝えたいことや表現したいことがスムーズに言えるので、自ずと結果も付いてくるはずです。
選考の際に面接官がする質問をあれこれ考えて、それに対する答えを自分なりに書き出して一言一句間違えないように暗記するよりも、まずはシンプルなテクニックをきちんと押さえましょう。
緊張で張り詰めた表情ではなく笑顔の素の自分で挑むと、自身と相性の良い職場や同僚に出会えます。
場数を踏むことも良い影響に転じるパターンもありますので、またいつか転職する際や資格試験などの面接でも積極的に取り入れて、社会人人生をより良いものにしていって下さい。
面接官の質問の意図を理解する
面接官は必ずいくつかの質問をしてきます。
志望動機や職歴について、資格があればその詳細についてなどは特にありがちな質問なので受け答えもしやすいです。
一方で予想していなかった意外な質問が飛んできたときが面接の際の重要な局面です。このとき大切なのは面接官の質問の意図を理解することです。
面接では多かれ少なかれ誰でも緊張するため、つい焦って答えてしまって面接官の質問の本当の意図まで考えないまま良く分からないゴールに着地してしまうことがしばしばあります。
自分でもこのままじゃいけないと思いつつ、話しながら考えて軌道修正するのはとても難しいです。
従って質問に対する回答を始める前にきちんと本意を探る必要があります。
考えても分からない場合は遠回しな表現で面接官に確認しても良いです。
そこでまた一つ会話のキャッチボールが生まれますので、余程とぼけた質問でない限りは逆質問をすることは悪いことではありません。
実務でも与えられた仕事に対して、本意がわからないまま遂行してミスをするよりも、始める前に上司に詳細を確認してからの方が評価が良いに決まっています。
迷いながら受け答えをすると面接官にもその不安は伝わってしまいますので、まずは焦らずに考えをまとめてから回答を始めましょう。
面接での重要ポイント
面接官が１名の場合はその方だけに注目すれば良いですが、複数いる場合は誰を見ながら話せば良いか迷ってしまいます。
迷ったときは質問を投げかけてきた方を見ながら答えるのが良いでしょう。
たまに他の方にも目配りしつつ答えられると尚良いです。
面接はオフィシャルで緊張する場ですが人と人とのコミュニケーションでもあります。
やり取りは一方的になりがちですが、その中にあってもこの人はコミュニケーション能力が高そうだという印象を与えられれば引く手あまたの人材になれるはずです。
また面接の最後に逆質問を求められるパターンも多いです。
そういったときのためにも事前にその企業について調べて質問をいくつか用意しておくことも大切です。
質問をしなかったから不合格ということはありませんが、せっかくのチャンスですので余すところなく使いましょう。
ここで注意するべきなのは、安易な質問はしないことです。
例えば調べたらすぐ出てくる情報に関する質問、従業員数や支店の場所や数、勤務時間や休日数などの基本的な会社データについて質問してしまうと、会社に対する情報不足や熱意のなさを印象付けることになりかねません。
面接官自体の入社のキッカケなどを訊くのは会話の種にもなるので良いでしょう。
不合格になりやすい受け答え
履歴書や職務経歴書にたくさんの情報を載せすぎて、面接のときにその内容を羅列するだけになる方がいます。
この場合一字一句間違えないように答えようとする余り、途中でつまづくとその先が真っ白になって受け答えが中断してしまうことがありますのでお勧め出来ません。
面接官は応募書類の隅から隅まで目を通してからその場に臨んでいるため、同じ内容を聞かされるのは本意ではありませんし、せっかく対面で接する機会を作っている意味もなくなってしまいます。
応募書類と同じ質問をされたとしても大枠同じ内容を答えつつ、自分の言葉を交えて臨機応変に話が出来ると良いでしょう。
また１回の質問に対してあまり長すぎる返答をしてしまうのも問題です。
面接官は返答に対して気になることがあれば更に質問をしてきます。
１回で全てを答えてしまおうとするのではなく、会話のキャッチボールをスムーズに行うことを念頭に置きましょう。
理想は４行ほどの文章で返答をして、それに対する面接官の追加の質問に３行ほどで答えることです。
そうすればトータル７行ですので、伝えたいことは大体伝えられるでしょう。
常に焦らず冷静に受け答えを続けて下さい。
会話の合間の表情なども気を付けましょう。
まとめ
面接はコミュニケーションの一環です。
近年企業が求める人物像としてコミュニケーション能力が高いというポイントを挙げられることが多いですが、紛れもなく重要なことです。
受ける側の人間は試されいるようなとても緊張した状況になるのは間違いありませんが、それは一旦忘れてしまいましょう。
受ける側もする側も平等です。
どちらが偉いという位置づけはなく、フェアに互いを評価し合う必要があります。そういった視点で考えれば会話のキャッチボールを快適に続けるということこそが、より良い結果を得るために重要なことです。
就職はよく恋愛や結婚に例えられますが雅にその通りだと言えます。
緊張を心地よい刺激と捉えて前向きに挑めば結果は付いてきます。
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