転職の時に困ること
入ってみたらなんだか思っていたのと違う、サービス残業が多すぎる、人間関係がギスギスしていて辛い、キャリアアップのために転職したい。
それぞれ転職をしたい理由は違うと思いますが、準備をしておかないと大変になるのは全員同じです。取り敢えずもう嫌だ!と言っていきなり辞めてしまうのはかなりリスクが大きい行為になります。
転職しようと思って会社を辞めた後、転職活動中にどんな困ることがあるのでしょうか。
それは大きく分けて3つになります。それぞれ精神的なもの、時間、金銭面に分類することができます。
それぞれどうして困るのか、退職する前に何か準備することはできるのか、ということについて押さえていきたいと思いましょう。
精神的の問題
まず一番最初に来るのが精神的な問題です。
時間や金銭面の問題も精神的負担になるので、どんどん削られていきます。
嫌で嫌で会社を辞めた場合、最初は精神的にもかなり楽になります。
大変だ、困る、なんてことは思いもしません。
ですが時間が経てば経つ程焦りが出てきます。再就職先見付かるかな、貯金がどんどん目減りしていく、どうしよう、という焦りです。
追い詰められていくと、外に出歩いて周りのスーツの人を見ることも追い詰められる理由になります。
皆働いているのに自分はどうして働いていないんだという風に思えてくるのです。
こればっかりは準備をすることはできません。
退職前には大丈夫だと思っていても、実際にその時になると不安になってきてしまうのです。
できれば辞める前に転職先を決めておくのがベストですが、それは難しいもの。辞める前に幾つか目星をつけておいたり、履歴書を送付する等転職活動の準備をし始めておくことをおすすめします。
時間の問題
次に出てくるのが時間の問題になります。
当然ですが辞めてから次の仕事に就くまでに期間が開いてしまえば困ることに。大したことないだろうと思っていると痛い目にあうことになります。
転職に間があればある程面接の時に突っ込まれます。
なんでこの空白期間があるのか、ということを突っ込まれてしまうと、これを質問されてしまうと答えに詰まってしまいやすいのです。
就職先が決まらないからです、なんて答えにくいので、答え辛くなってしまいます。
他にも時間が経過すればする程焦りが出てきます。
どうして上手くいかないんだろう、という精神面でも負担になってくるのです。
ある程度時間がかかっても仕方がないと割り切るしかありません。
これくらいの時期までに就職先を決めて、と思っているとより期限が迫っているように感じられてしまうのです。
この頃までに決めようと時期を決めずに、気長にやるというスタンスで転職活動をするように考えておきましょう。
金銭的な問題
最も精神を蝕んでくるのは金銭面です。転職活動をしていればアルバイトをすることもできず、退職前の貯金で生活をしていかざるを得ません。
家賃や食費だけではなく、税金なんかも自分で払っていかなくてはいけないのです。
今まで給料から天引きされていて会社がやってくれていたので意識しないのですが、結構大きな金額です。
自分がどれくらい引かれていて、どれくらいの支出があるのかを予め知っておかないと大変なことになってしまいます。
すぐに転職先が決まればあまり金銭面で困ることはありませんが、決まらなければ大変です。
たとえ決まっても給料が貰えるのは1ヵ月後であることを忘れてはいけません。
そのため退職前にきちんと貯金をしておく必要があります。
大体月給3ヶ月分あることが最低条件になってきます。
貯金がない状態で退職すると後悔してしまうので、早まらないようにしましょう。
もしも金銭的に困窮した場合にはアルバイトで食いつなぐことも考える必要があります。
アルバイトをするとなると、今度は転職活動が上手くいかなくなってしまう、という悪循環になってしまいます。
まとめ
転職する時には思っている以上に大変なことがいっぱいです。
何よりも金銭面で余裕がないと転職活動にも身が入りませんし、生活自体が困窮してしまいます。
辞めたいと思ってすぐに辞めてしまうと、辞めてから後悔することに。
どれくらい1ヵ月にかかるのか、ということを一度算出して、削れるところは削っておくことをおすすめします。
それを基にどれくらいの貯金が必要なのか、3ヶ月は最低でも生活できる費用を貯めておく必要があることを覚えておきましょう。
辞めるということはリスクがあるということです。
辞める前に再就職先を決めておくのがベストですが、現実的にはそれは難しいもの。
退職後のリスクをカバーできる状況かどうか、ということを判断してから退職をしましょう。