時間を守ること
当たり前のことではありますが、時間は必ず守るようにしましょう。
前日までに面接場所や開始時間、服装や持ち物などをチェックしておき、面接開始の10分前には到着するように余裕を持って出発することが大切です。
面接時間の10分前というと、10分前に会場につくようにする人がいますが、10分前にはトイレなどを済ませて控室に入り、落ち着いて座っていることが好印象のためには必要です。
建物には20分前に到着して、先にトイレに行くことをおすすめします。
控室に入る前にトイレを済ませておくことはもちろんですが、身だしなみを整え、携帯電話の電源を切っておくようにしてください。
控室には余裕を持って10分以上前に到着し、座っているようにしてください。
慌てていたり、身だしなみに気になるところが無いようにしておくことが、好印象につながります。
時間に遅れることは社会人として失格ですので遅刻は厳禁ですが、交通機関の遅延などのやむを得ない理由がある場合には、すぐに採用担当者に連絡をして理由を伝え、謝りましょう。
書類の受け渡しかた
面接時に、履歴書などの書類を持参することになっている場合には、社会人としてのマナーを知っているかどうかが明らかになります。
書類はそのままむき出しで渡すのではなく、クリアファイルに挟んでから封筒に入れるようにすると、書類を丁寧に扱っているという良い印象を与えることになります。
本気度が伝わるだけでなく、仕事に対して丁寧に向き合い、細かいところまで気を使えそうという印象になることがあります。
鞄の中で封筒に折り目や汚れが付かないように、クリアファイルに挟んで持ち運ぶと良いでしょう。
書類を受付で提出する場合は、封筒に入れたまま渡します。
面接官に手渡す場合には、封筒から書類を出して、クリアファイルに入れたまま封筒の上に重ねて、受け取る人が読みやすい向きで渡します。
書類を両手で持ち、お辞儀をして「こちらが書類です。よろしくお願いいたします。」と言葉を添えることも忘れないようにしてください。
かたくなりすぎずに、柔らかい動作と表情で、しっかりとお辞儀とあいさつをしながら渡せるようにしておきましょう。
面接までの待機時間は
面接までの待機時間で評価を下げてしまう人は意外と多く、控室だけではなくロビーやエントランスなどでも面接官や受付の人は見ていると思っていたほうが良い場合が多いです。
待ち時間にも人間性を評価されていることを理解することで良い印象を与えることができます。
待機時間には、「座ってお待ちください。」という指示があれば座って、指示が無ければ立ちながら面接のイメージトレーニングをして待機すると良いでしょう。
着席している場合には、エントリーシートや履歴書のコピーの内容を確認しても良いですが、声がかかったり、面接官が入ってきたときにはすぐにしまって立ち上がることができるようにしながら目を通すと良いでしょう。
余裕がある場合には、周りの社員や社内の雰囲気などを観察するのもおすすめです。
パンフレットなどに目を通すと、よく分かってないという印象になることがあるので、事前に確認して待機時間には出さないようにすることをおすすめします。
携帯電話の電源を切って入室していると思いますが、再度電源が切ってあることを確認するのは好印象です。
話し方のマナー
話の内容はよくても、話し方が悪いと評価が下がってしまうことがあります。
話をするときには、端的に結論から話すことが重要です。
結論から話し始めることで内容が伝わりやすくなり、理由を話すときにも端的に伝えることができます。
緊張すると早口になってしまう人が多く、緊張していることが伝わってしまったり、思っていたこと以外のことを口にしてしまうことがあるので、ゆっくりと話すように意識しましょう。
最後まではっきりと発音することも大切で、冷静で自信を持っているように見られます。
語尾をあいまいにしたり、口ごもったりしてしまうと自信が無い印象になるので気を付けて下さい。
しっかりと目を見て、ですます体を使うことで、内容や熱意が伝わります。
面接官が話をしているときも、目を見てしっかりと話に耳を傾けます。
聞くことが上手な人は仕事をする上でのコミュニケーション能力が高いというイメージになるので、口角をあげて自然な笑顔でやりとりをするように心がけると良いでしょう。
まとめ
面接を受けるときには、緊張してしまうことが多いのですが、好印象を与えるためには慌てないことが大変重要です。
前日までに、当日の服装や持ち物、スケジュールをしっかりと準備して余裕を持って到着することで、余裕を持つことができます。
面接の時だけではなく、待機時間にも印象を落とさないように心がけ、きちんと話を聞き、落ち着いて返答することで良い印象を与えることにつながります。
事前の準備をしっかりとしておくことで当日に余裕ができ、社員や社内の雰囲気を見て会社への理解を深めたり、自分が話したいことを思いだして端的に話せるようにすることができます。
服装や持ち物、髪型などに気を配ることはもちろんですが、人間性を評価されていることも忘れずに臨んでください。